皆さま、毎日楽しく脳喝していますか?

4月末が締め切りの仕事でおしりに火がついて、4月は花見も満足にできませんでした。しかし、4月28日は何度目かの誕生日。しかも、叡王戦の第1局がご近所の神田明神で開かれるというので、気分転換という言い訳を作って出かけてきました。

神田明神へは商売繁盛を願って毎年、初詣に出かけます。初詣客のあまりに長い行列に恐れをなして、初詣をあきらめ、出直したこともありました。
さて、今回、大盤解説があることをすっかり失念してしまい、申し込むのを忘れてしまいました。将棋連盟のウエッブページで大盤解説申し込み受付のページを見つけた時はすでに遅し。なので、私のお目当ては2日間限定、対局者のご当地飯でした。

JR御茶ノ水駅から神田明神まで10分くらいでしょうか。まずは叡王の必勝と、わが仕事の完成を祈念して手を合わせます。お賽銭もいつになくたっぷりとはずんで。

神田明神文化交流会館
瀬戸焼きそば

第7期叡王戦で藤井聡太叡王に挑戦するのは、明石市出身の出口若武六段。それで、ご当地飯は明石のタコ飯。出口六段は、なんと私と同じ4月28日が誕生日の27歳。タイトル初挑戦が誕生日なんて、勝ちたいですよね。明石のタコ飯に心が動きましたがぐっと我慢して、今日は、叡王の勝利を祈念して瀬戸焼きそばを注文。しかし、神田明神の瀬戸焼きそばは残念ながら60点。結構待たされた上、出来立ての熱々感がなくて、甘い味付け。それで、1450円也。将棋駒の形をした落雁のお菓子がおまけ。タコ飯の方がよかったかなぁ。

神田明神文化交流会館の1階にはショップとカフェ。その2階が大盤解説会場。そして、3階が対局場だった模様。同じ空気を吸ったことに満足して、ランチを済ませたら早々と帰路につきました。

第7期叡王戦で藤井聡太叡王に挑戦するのは、明石市出身の出口若武六段
第7期叡王戦で藤井聡太叡王に挑戦するのは、明石市出身の出口若武六段

中継見ながら確認したこと。色白、細長い指。意外に長いまつげ。剛毛のモフモフ頭。いつもスーツにスニーカーなのに、前日の検分の時には珍しく革靴を履いていた。仁和寺での対局のときも革靴だった。若い男性のちょっと渋めの色味の羽織袴姿、なんとも言えずかっこいい。若武君も初めてにしては決まっている。二人とも練馬区の白瀧呉服店で和服をあつらえている(タイトル戦で和服を着ないのは永瀬王座)。感想戦では雄弁で、ユーモアもあるらしい(将棋の渡辺くん情報)。感想戦っていうのは、授業研究のようなものか、なんて思ったり。そういえば、祖母の育子さんが詠んだという歌があったっけ。

「負けました」深く礼する十五歳その胸襟をあかすことなし
謙虚にてあれと願ひぬ十四でプロ棋士となれる孫の聡太よ
願ひたる棋士の世界をあゆみゆく孫の行く末われは見るべし
電車にて見知らぬ人にもらひしと聡太が持ち来きんかん五つ

なんて、ネット検索していたら仕事はさっぱり進まない。私と違って、聡ちゃん、テレビもネットもほとんど見ないらしい… 来月は聡ちゃん以外の話題にします!