皆さま、毎日楽しく脳喝していますか?

4月、1年で最も過ごしやすい気候です。3月末で1つ肩の荷を下ろしたし、誕生月だし、といろいろ言い訳を作って、楽しいイベント満載の月でした。将棋以外の楽しかったことをおすそ分け。

パオロ、師範名取試験合格祝い

4月2日、杵家弥蝶ノ嵐こと、パオロ・コトローネさんが、見事、師範名取試験に合格しました。聞くところによると、今回の受験者は2名、うち合格者は1名で、それがパオロでした。師範名取試験には筆記試験と実技試験があり、パオロは筆記試験も実技試験も高得点で合格したと聞きました。試験はもちろん、日本語。試験内容を詳しく聞くことはできませんでしたが、筆記試験には歴史的なことも含まれるとのこと。さらに、実技試験は課題曲だけでなく、譜面を初見で弾きこなすことも求められるというのですから、レベルが分かろうというものです。師匠のメリー先生も試験室に入室することは許されなかったということですが、それでも、部屋から漏れ聞こえてくる三味線を聞いて、メリー先生はパオロの合格を確信したそうです。

4月8日には、メリー先生とパオロの歓迎会と合格祝いを兼ねたパーティが横浜のホテルで行われました。メリー先生のお兄様でウクレレ奏者のクラレンスさんがお弟子さんと一緒に、心を込めた演奏で二人を歓迎しました。メリー先生の幼馴染の方も駆けつけ、心温まる会でした。

歓迎会・合格祝い@グレイス・ホテル

ふたたび、「歌舞伎は仁左衛門」

4月の歌舞伎座公演夜の部は、仁左衛門・玉三郎のゴールデン・コンビによる、「与話情浮名横櫛」、例の「お富さん」でした。「お富与三郎」として落語でもよく知られた演目。歌舞伎バージョンと落語バージョンではストーリーが違うらしいので、比較するのも一興です。仁左衛門さんは、すこしばかり声が小さく、声に張りがない感じはありましたが、それでも、花道から登場すると、客席から拍手が起こり、ぐっと華やかな雰囲気になりました。ストーリーを知っているので解説なしでもリラックスしてみていられます。そのあとの連獅子は、尾上松緑、尾上左近の親子共演でしたが、17歳の尾上左近さんの踊りは、まさに、キレッキレ!親子の息もぴったりでした。大満足の歌舞伎観劇でした。


プレゼント

さて、私、4月28日にめでたく誕生日を迎えました。家族から誕生日プレゼントをもらうことは絶えて久しいですが、藤井聡太竜王の名人戦第2局勝利@浮月楼が最高のバースデイ・プレゼントになりました。

静岡市の浮月楼は、徳川慶喜屋敷跡に建てられた料亭で、すばらしい庭園を持っています。A級順位戦の最終局が行われるところでも知られています。行ってみたいところの1つです。

バースデイ・プレゼントではなかったのですが、かつて、アフガニスタンのプロジェクトで苦楽を共にした仲間からいただいたサプライズ・プレゼント。この喜びよう!

わざわざ、将棋会館まで出かけて購入してくださったと聞いて感激です。

私も、藤井聡太竜王のように、不利な局面でも最後まであきらめず、時間を使って勝ち筋を見つけ、剛毅果断に攻めたいと思います。引き続き、どうぞ、ご支援の程、よろしくお願いいたします。

叡王戦第1局検分@神田明神
叡王戦第1局検分@神田明神
岡崎城公園の出世ベンチ
岡崎城公園の出世ベンチ