ブログオケイコ事について

本来であれば東京オリンピックで日本中が湧きたっているはずでしたが、まったく違った展開になってしまいました。しかし、マスクを着用し、三密を避けるなど、しっかりと対策を取った上での活動はOKということで、7月から月2回の和太鼓クラスが再開。久しぶりに仲間と再会し、すっかり忘れたばちさばきを一から復習しました。あっという間の1時間半。本当に楽しい時間を過ごしました。

帰宅後、練習の様子を家族に話しながら、ふと、疑問が浮かびます。なぜ、飽きっぽい私が、2年以上も太鼓の練習を続けているんだろう、と。

大人になってから始めたオケイコ事は、といえば、アメリカにいたころに習った三味線、鳴門で始めた茶道、そして東京に引越して来てから和太鼓。共通しているのは、日本の芸道であること。40代をすぎてアフリカ、アジアの留学生と多数知り合うようになり、途上国への海外出張も増えてくると、異文化と出合う中で、自分は何者?自分の誇るべき文化は何?と考えていたように思います。

アメリカから帰国し、紹介していただいた先生のお稽古を見に行きましたが、三味線を続けることはありませんでした。理由は、家から遠かったこと。茶道のお稽古は職場から3分のところ。今の和太鼓クラスも、自宅から歩いて10分。ビギナーが気軽にお稽古事を始め、続けるうえでは、距離は重要な要素だろうと思います。

それから、漠然とですが、直感的に感じた先生との相性。うまく説明できないのですが。三味線を教えてくださったMary先生、茶道のN先生、そして和太鼓のI先生、H先生。共通するのは、誰もが認めるその道のプロであり、プロとしての矜持。私のような初心者を教える「師」としてみると、「ほめ上手」、「生徒の躓きを一瞬にして見抜き、その原因を分析して、どう改善したらいいかを、具体的な言葉と、実技で演示することができる」、「一人一人の能力に応じて指導ができる」という点が共通しています。安心して練習し、安心して間違うことができる、間違いを恐れなくてもよいのです。

生徒の側からすると、できないことができるようになった、進歩が自分自身で実感できるのもお稽古事を続けるモーチベーションです。地域のイベントで、日ごろの練習の成果を見せる機会がある、というのも大事。

ということで、和太鼓クラスで太鼓をたたいてCOVID-19 のストレスを発散しています。皆さんのストレス発散法はなんですか?

茶の湯
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