ブログルワンダの友人(下)

皆さま、毎日楽しく脳喝していますか?

いよいよ、2021年丑年もカウントダウン。都会のマンション暮らしでは、大掃除、餅つきとは無縁で、かろうじて、おせち料理のまねごとをするくらい。東京の四角い切り餅を見るたびに、年末恒例だった伯母の家の餅つきを思い出します。親戚中が集まってそれは賑やかでした。一人っ子の私は同じ年頃の子どもと遊ぶのが目的でしたが、それでも、大人に混じって一生懸命お餅を丸めました。そうです、私の育った広島では丸もちで、あんこ餅、平餅、ナマコ(ナマコのような楕円形のお餅に黒豆を入れたもの)などをお正月用に用意したものです。

さて先月に続いて、今月も、縁あって知り合い、いろいろと助けてもらっている大切なルワンダの友人をご紹介します。

セオフィーレ、通称セオさん。JICAの支援で鳴門教育大学に留学しました。今はルワンダ大学教育学部の講師。専門は生物学。大学での授業だけでなく、現職教員を対象とした研修プログラムの中心人物として関わっています。

数年前、ちょうど、ルワンダに滞在中に彼の結婚式があり、JICAルワンダ事務所所長、同僚と一緒に出席したのも良い思い出です。現在は子ども二人のパパ。子どもの教育には熱心で、子ども二人を私立保育園に通わせました。ルワンダでは就学前教育はまだまだ一般的ではありません。月謝もかなり高額です。でも、保育園に通うことで自立心、責任感が芽生えたといっています。

デオドネ君です。初めてあったのは、山の上のTumba College of Technology (TCT)という日本の高専のようなところでした。優秀な卒業生はアシスタントとして採用されることもあり、彼もその一人でした。学ぶことに熱心、かつ貪欲だったので、彼につけた日本名は学(まなぶ)君。漢字の意味を教えると、彼も大いに気に入っておりました。

ABE Initativeという奨学金制度で神戸情報大学院大学に留学。帰国後は、元の職場に戻り、学生を指導しています。しかしCOVID-19 のために対面授業が少なくなり、自宅のあるキガリにいることが多い、ということで、現地調査では通訳を兼ねてアポどりその他、いろいろとお世話になりました。

キガリの自宅にも招いてくれ、奥さんの手作りの昼食をごちそうになりました。2018年4月の上の写真と比べると、ちょっとぽっちゃりしていますが、幸せ太りでしょう。元教え子の奥さんはとってもチャーミング。お似合いのカップルです。

そしてデオドネ君の元上司がこちら、パスカルさん。TCTの初代校長です。JICA技術協力プロジェクト・チームと協力してTCTの基礎を作りました。日本から視察団が来ると、かならず立ち寄るのがここTCTでした。パスカルが校長職を去って早3年。その間、TCTは IPRC Tumbaと名前を変えました。その独特のせわしない歩き方、せわしない話し方。プレゼン上手で、全方位外交。なぜか憎めない人です。学生からの人気は抜群でした。

5月に渡航した時、教育省のSenior Technical Advisorという聞きなれないポストに彼の名前を発見してびっくり。早速、おめでとうのメッセージを入れました。そして2021年11月、2度目の渡航の折、教育省ですれ違う機会があり、彼のオフィスを訪問しました。仕事の内容を尋ねましたが、いまいち不明。何はともあれ、ゲストブックにサインして帰りました。

余談:2021年5月、フランスのマクロン大統領がルワンダを訪問した際、IPRC Tumbaにも立ち寄り、学生、教職員と歓談しました。そして、フランスの支援でTumbaにメカトロニクス学科を創設すると約束したのです。

https://www.newtimes.co.rw/news/mechatronics-iprc-tumba-experts-hail-france-backed-department

写真は、かつてのJICAプロジェクトのオフィス@TCTです。残念ながら、2021年5月に立ち寄った時には、写真もロゴもすっかり取り払われて跡形もなくなっていました。

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