ブログカザフスタン使節団の皆様に研修プログラムを提供しました

皆さま、毎日楽しく脳喝していますか?

さて、11月は竜王タイトル防衛、JT杯優勝など、藤井聡太竜王名人の活躍もありましたが、私にとって、印象深いのは、縁あって、カザフスタンからの使節団をお迎えして、研修のお手伝いをしたことでした。

カザフスタンといえば、昔、教え子がJICA協力隊員として日本語を教えていたところがカザフスタンだったような記憶があります。親日的な国と聞いたことはありますが、ほとんど未知の国でした。なので、新しい出会いを大変に楽しみにしていました。

日本学校訪問使節団は通訳の方を含めて総勢16名。カザフスタンのいくつかの州の教育行政官、現職校長の方が参加されています。弊社は、研修プログラムの企画立案、訪問先との交渉、プログラムのスムーズな運営を委託されたわけですが、1週間という短い期間だからこそ、時間を有効に活用して、観るべきもの、観たいもの、行きたいところ、したいことをできるだけ叶えて差し上げたいと思いました。事前に、通訳の方を通して参加者の興味関心、食事で気を付けるべきことなど、いろいろと情報収集しました。研修準備は、これまでのJICA本邦研修でのコースリーダーの経験が大いに役立ちました。

カザフスタン使節団の皆さんの研修ハイライトを、時系列でご紹介します。

10月28日(土) 到着後ホテルチェックイン

ホテルは上野駅の近くで、どこに行くにも便利な場所でした。
長旅お疲れ様。

10月29日(日) 都内観光

ホテルから歩いて、国立科学博物館へ。

その後、浅草へ移動して雷門、仲見世を散策。着物姿の観光客も多く、一緒に写真を撮る使節団員の方も。

スカイツリーは予約なしだったので、少し待たされましたが、上からの眺めは最高でした。

浅草寺の歴史、スカイツリー建築の特色などを書いた英文資料もお渡ししました。参考になったかな。

10月30日(月)

午前中は、日本の学校制度、教員研修制度の概要を小野が講義したあと、学校訪問で役に立つ実践的な日本語レッスン。

午後は秋葉原で昼食後、自由時間。集合時間までいろいろなお店を回ったようです。

10月31日(火)

横浜の公立小学校へ授業参観に行きました。ヘッドセットを付けて、日本語⇒英語⇒カザフ語。「総合的学習の時間」を見学しました。

この学校では各クラスで1年間かけて追究する課題を見つけ、子どもたちは、その課題解決のためインターネットを使って調べ学習をしたり、関係者へのアンケートやインタビューを行うなど、幅広い学習を行います。カザフスタン使節団は、子どもたちが非常に積極的に自分の意見を発表することに驚くとともに、感銘を受けたようでした。

11月1日(水)

この日は、国立教育政策研究所を訪問し、専門家から「授業研究」について講義を受けました。文科省の食堂でランチをいただき、その後、東京大学本郷キャンパス、皇居を散策しました。

11月2日(木)

2回目の学校訪問でした。前回と同じ横浜の小学校ですが、この学校も「総合的な学習の時間」を利用して、地域のことをいろいろと調べています。翌日は帰国なので、午後の授業参観はカットして横浜を案内しようかと思ったのですが、使節団のたっての希望で午後の授業も参観することになりました。カザフスタンの学校改革に参考になる点が多かったようです。

夕刻が迫っていましたが、山下公園へ直行。カザフスタンは内陸国で海が珍しいせいか、皆さん、盛んに写真を撮っておられました。氷川丸を見学し、チャイナタウンにも足を延ばす、という欲張りな1日でした。

上野に戻って、研修修了証の授与を兼ねて送別会を行い、全研修プログラムを無事に終了しました。

11月3日(金)

あっというまに帰国日がきました。アシアナ航空の帰国便は9:00発と早いので、上野から京成スカイライナーの始発便で成田空港へ行くことになりました。寝過ごす人がいるのでは、と心配しましたが、皆さん、早めにロビーに集合。来た時の2倍の荷物を持って帰国の途につきました。

短い滞在でしたが、1週間、朝から晩までアテンドしたので、密度の濃い交流ができました。

パスポートの入ったバックパックを地下鉄の棚に置き忘れたり、地下鉄を乗り過ごしたり、PASMOを紛失したり、といくつかハプニングはありましたが、終わりよければ、すべてよし。また、ご縁がありますように。

特製の研修キット
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短いけど有意義で楽しかった、と。
短いけど有意義で楽しかった、と。

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