皆さま、毎日楽しく脳喝!していますか?
卒業シーズンですね。所用で郵便局に行く途中、胸に花を飾った小学生と保護者の方が大勢椿山荘から出てこられるのを見かけました。椿山荘と言えば、将棋の名人戦第1局が開催されるホテルとして知られています。今年も、4月10,11日に行われます。全国から“推し”が集結します。椿山荘に大勢の小学生というのはどうも違和感があって、いったい何事かと思って確認すると、ご近所の小学校の卒業祝賀懇親会の会場でした。なんと豪華な懇親会でしょう。良い思い出になりそうです。わが町内会の新年会、敬老会なども椿山荘でやっています。地域に根差した椿山荘なのです。
将棋界の一番長い日@浮月楼
さて、2月のブログに静岡に行くと書きましたが、2月29日のA級順位戦最終局の大盤解説会で藤井聡太名人の解説を楽しんできました。対局会場である浮月楼に隣接したホテルに宿を取ったので、もしかしたら名人に遭遇するのではと期待したのですが、そのような僥倖を得ることはできませんでした。あのかつらを投げる棋士の方や新聞社の将棋担当記者の方はお見掛けしましたが。
対局の翌日、朝食のあと浮月楼の庭を散策しましたが、ちょうど、将棋連盟の職員の方が対局で使用された将棋盤をバンに積み込んで帰る準備をしておられました。
静岡駅から近く、繁華街の真ん中と言っていいようなところにあるのは少々驚きました。徳川慶喜は喧騒を嫌い、鉄道開通後は住まいを移したといいます。
https://fugetsuro.co.jp/about/history/
登呂遺跡
静岡の観光名所と聞いて、どこを思い浮かべますか?真っ先に浮んだのは子どもの頃、社会科で習った登呂遺跡。それ以外には意外と観光名所がありません。登呂遺跡のすぐそばに芹沢銈介美術館があると知人から教わり、見学に行ってきました。
駅前からバスに乗って20分、目指す登呂遺跡に到着。天気の良い日には富士山も見えます。広い遺跡公園の中に、復元された住居、穀物倉などが建っています。稲作をしたと思われる田んぼも復元され、地元の子どもたちが田植えの体験をすることができるようになっていました。住居跡をのぞき、田んぼの畔を歩いて登呂博物館へ。登呂博物館では出土品を見ることもできます。われわれの祖先の暮らしに思いをはせました。それにしても、不思議なのは、人骨が発見されていないこと。
https://www.shizuoka-toromuseum.jp/
芹沢銈介美術館
お勧めです!
一目で芹沢の作品と分かる、あの芹沢模様。芹沢銈介は呉服屋の生まれだったということで、初期の作品は帯や着物の型染めが多いのは驚き。
また、世界中の民芸品を収集しており、アジア・アフリカの物も多数展示してありました。アフリカやアフガニスタンで目にしたものとよく似たものが展示してあり、非常に親近感がわきました。芹沢自身はそういった場所に出かけたことはないようですが、好奇心は人一倍だったようです。ヨーロッパに旅した時のスケッチなどは、さすがと思わせるものでした。
https://www.seribi.jp/index.html https://seribimuseum.shop/
静岡おでん
見学を終えて駅に戻るともう2時すぎです。駅なかの食堂はランチの時間が終っていましたが、静岡おでんを食べずして帰るわけにはいかない、と営業中の店を見つけて昼ご飯。静岡おでん、どこが特徴なのかなぁ。普通においしかったです。
他にも、東京カテドラルのオルガン・コンサート、日光東照宮、「和力」の演奏会など、大いにカルチャーを楽しんだ充実した3月でした。英気を養って新会計年度をスタートさせましょう!
大盤解説会@静岡 プロとアマの写真の差をごらんください