皆さま、毎日楽しく脳喝!していますか?
6月のトップニュースは、なんといっても保育士筆記試験の最後の1科目、「子ども家庭福祉」に見事合格したことです。
その知らせは、私が乗り継ぎのためソウル・インチョン空港近くの安宿に泊まっていた時に届きました。
「合格」.. なんと心地よい響きでしょうか.. これを待っていた。しかも、合格点60点をはるかに上回る75点!
単語カードに重要事項を書いて暗記する、などという前近代的なアプローチで何度も頭に叩き込みました。
保育士筆記試験のえげつないところは、出題の仕方なんです。たとえば、「4つか5つの記述について適切〇、不適切×としたときに、正しい組み合わせを選べ」というもので、一つでも??となると泥沼です。そのようなトラップをかいくぐり、3度目の正直で合格。
ポルトガルから帰国後、さっそく実技試験の練習をしています。特に、造形(お絵描き)。意外に難しい。成果はでていますでしょうか。
本番は6月30日です。皆さん、どうぞ実技試験合格を祈願してください。
ポルトガル・ポルトガル・ポルトガル
先月のブログには次のように書きました。
さて、6月4日から2週間、ポルトガルに出張します。6月のブログではポルトガルでの面白い体験を共有することができるかも。来月もお楽しみに!
ざっと旅程をお話しすると、6月4日に成田からソウルへ。ソウル泊。6月5日早朝に、ソウル発北京。北京、フランクフルトで乗り継いで5日の夜中にリスボン着。ルフトハンザだったのですが、北京発が2時間遅れて、フランクフルトでの乗り継ぎがギリギリでした。人間はなんとか乗れましたが、スーツケースはフランクフルトに置き去りにされてしまいました。スーツケースは翌日の午後、ホテルに届きましたが、その手続きも結構面倒ではありました。
6月11日に、リスボンから学会のあるブラガまでポルトガル国鉄で移動。学会終了後、6月15日にポルトに移動して、18日の早朝便で、ポルトからフランクフルト経由でソウルまで飛び、19日の夜には自宅に戻ってきました。
ピン札の旧札€
渡航時の外国為替レートは1ユーロ=170円。あらゆるものが円に換算すると高すぎて、買い物の手が引っ込みそうになります。ただ、今回は家にため込んだかなりのユーロ札を持参したので、両替もしなければ、クレジットカードを使う機会も限られていました。しかし、難題に遭遇します。ため込んだユーロ札は本物ですが、旧札だということです。
初日、リスボンの地下鉄駅でチケットを買おうと現金を挿入したところ、不可!クレジットカードを挿入したところ、これまた不可!クレジットカードはなんどかピッキングにあっているので、普段とは違う場所で使用するとクレジットカード会社が使用を差し止めることは過去にも経験済み。しかし、今回は事前に伝えてあったので、それでも不可というのは、さてどうしたものか、と悩みました。仕方なく、その日は徒歩で行けるところに予定変更。徒歩での観光途中に店によって、果物を買ったり、水を買ったりするたびに、20€札を出してお釣りを新札でもらう、という行為を繰り返し、新札をため込みました。
翌日、別の地下鉄駅でクレジットカードを試したら、問題なく使える。調べてみると、地下鉄駅の機械もいろいろらしく、たまたま、クレカ不可の機械に遭遇した模様。
ポルトガル料理を食す
食べたいものはいろいろあるんですが、こと食べることに関しては一人旅というは意外に不便だなと感じます。レストランはだいたい2人を想定していますし、近所の大衆食堂に入って注文すると、1人前の量が結構多くて往々にして食べきれない、いろいろ試せない。
ワインも興味ないし、もともとグルメでもないので、あまり自慢できる経験はなし。炭火で焼いたイワシを食べた、名物のジャガイモとキャベツのスープを飲んだ、モツの煮込み料理を食べた、いろいろな店でエッグタルトを試した、くらい。
日本はどこ?
ICET(International Council on Education for Teaching:国際教師教育協議会)をホストするのはミーニョ大学で、2008年に次いで2度目。
会場には参加者がどこから来たかを示す大きな世界地図が貼ってありました。なかなか良いアイディアと思って、早速、日本にステッカーを貼ろうと思って探すのですが、日本がない!「日本はどこ?」
フィリピン、台湾、日本?? 仕方ないので自分で日本を描き足しておきました。
ポルトのアズレージョ
アズレージョはポルトガルのタイルのこと。ポルトには藍色のアズレージョで装飾された美しい建物が多くあります。
まず、ポルトガル国鉄駅のサン・ベント駅。アルマス聖堂は外壁が美しい藍色のアズレージョでおおわれています。サント・イルデフォンス教会もきれいでした。
レロ書店
ハリー・ポッターの著者ローリングは一時期ポルトで語学教師をしていたと言います。そのローリングも通ったというレロ書店は、世界でも有数の美しい書店として有名です。
確かに美しい内装です。螺旋階段で写真を撮る観光客多数。
事前に8€でチケットを購入し、指定の時間に行列に並び入店を許されます。
8€は商品の購入代金の一部に充てられます。ということは、みな、8€以上の商品を購入するという仕組みで、なかなかの商売上手です。一日の入場者はおそらく、1000人近いのではないかと思います。
ファド
おそらくこれが最後のポルトガル訪問になると思って、思い切ってファドを聴きに行きました。歌い手は男女いるのですが、やはり女性の方がファドにはあっているように感じました。われわれが知るギターはビオラ、ポルトガルのギターをギターと呼んでいました。個人的には、歌よりもビオラの演奏が良かったかな。
「学会の話はあまり出てこないなぁ」と、これを読んだ家人がポツリと感想を漏らしておりました。