ブログ2023年5月:祭り、イベント復活

皆さま、毎日楽しく脳喝していますか?

新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴って、イベントの観客制限もなくなったことから、5月の東京は、お祭りやイベントが盛りだくさんでした。

深川めしで神田祭

江戸っ子の友人に誘われて、神田祭に出かけました。神田祭は、江戸の総鎮守府である神田明神の2年に1回のお祭りです。5月11日から5月17日まで、様々な祭事がありますが、最もよく知られているのは、神輿宮入でしょう。神田明神の氏子108町会の大小200の神輿が宮入します注1。しかし、4年ぶりの神田祭ということで超混雑が予想されるので注2、その前日、深川めしと附け祭を楽しむことにしました。

5月13日の土曜日、12時に深川富岡八幡宮境内にある「深川宿」に集合です。時代小説にもよく出てくる深川の「あさり飯」。「深川宿」は数少ない「深川めし=あさり飯」を供するお店です。「深川飯」には、炊き込みタイプと汁かけ丼タイプとがあります。欲張って両方いっぺんに楽しめる「辰巳好み」をいただきました。汁かけ丼は濃い目の味。江戸時代、威勢の良い漁師がさっと掻き込んだ味でしょうか。
最寄り駅は門前仲町。探せば、もっと江戸の名残が見つかりそうな魅力的な地区でした。

腹ごしらえの後、タクシーで水天宮まで移動。そこから、附け祭りのスタートまで、人形町の裏通りをそぞろ歩き。新富町在住の友人は、このあたりの有名店、隠れた名店に詳しく、夕食のテイクアウトや手土産を手際よく調達。あちこちに、神輿を囲んで担ぎ手が楽しそうに談笑する姿が見られました。

再度、水天宮に戻り、そこで、附け祭に参加する山車や行列を待ちます。そういえば、2019年の神田祭、日本橋でこの附け祭を見たことを思い出しました。神田祭を楽しみにする江戸っ子は、リオのカーニバルを心待ちにするブラジル人に似ているのかな、などと思ったり。

注1: 詳しくは下記参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%94%B0%E7%A5%AD

注2: 当日の模様は下記サイト、動画から。
https://www.kandamyoujin.or.jp/kandamatsuri/
https://www.youtube.com/@kandamyoujinTV/streams

神楽坂で能楽鑑賞

神田祭の1週間後、神楽坂の街中で、伝統芸能を楽しむ「神楽坂まち舞台:大江戸めぐり」注3が開かれました。さまざまな伝統芸能を無料で楽しめる、ということで、5月20日、能楽鑑賞に行ってきました。

新宿区矢来町にある「矢来能楽堂」は昭和27年に建てられた観世流九皐会所有の能楽堂です。何度か前を通ったことはありますが、中に入ることも、能楽を鑑賞したこともありません。こんな機会はめったにないと、張り切って出かけました。

14時過ぎに能楽堂に行って、まずは、受付で番号札を貰いました。16時開演の30分前までに戻ってくるように言われます。1時間ちょっとの待ち時間、さてどうしようか。そこから赤城神社へ移動して、「お囃子」のライブを楽しむことにしました。

お囃子は流派のちがう若手の方がコラボして、いろいろなイベントで披露されているようでした。私は、鼓の音が好き。

時間がなくて最後まで聞けなかったのが残念でした。いそいで、能楽堂に取って返します。

矢来能楽堂

能楽堂の客席は思ったより広く、200人を超えるキャパがあるそうです。幸い、正面、2列目の良い席を確保できました。

大阪のフランス人落語パフォーマー、尻流複写二(シリル・コピーニ)さん注4による軽妙な司会で始まりました。演目は「平家物語」の「実盛」注5。これは、篠原の合戦で討ち死にした、平家方の老武士、斎藤実盛を、遊行上人が念仏で弔う、というお話です。世阿弥の傑作の1つともいわれているらしい。初めての能楽体験でしたが、謡の迫力にはまり、また機会を見つけて鑑賞したいと思いました。

注3: https://kaguramachi.jp/

注4: https://cyco-o.com/

注5: https://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/ijin/sanemori.htm

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