ブログその名も Boniface Coffee ―― ルワンダで出会ったやさしさ

皆さま、毎日楽しく脳喝!していますか。


私はつい先日の26日、アフリカ・ルワンダから帰国しました。2月28日、アメリカのイラン攻撃によってカタール航空が全面的に運航中止に追い込まれる中、渡航自体が危ぶまれましたが、私はエチオピア航空を予約していたので、渡航を中止せずにすみました。これは本当に不幸中の幸いでした。3週間ぶりに帰ってみると、日本はぽかぽか陽気で桜がほぼ満開。冬物のセーターではあせもができそうなくらいです。また、日が長くなったことも実感します。

愛すべきルワンダの友人Boniface

さて、3月はルワンダ出張以外に何があったのだろう、とカレンダーを見たのですが、何もない。出張に始まり、出張に終わったといっても過言ではありません。そして、今回の出張で印象に残ったのは、ゲストハウスのハウスボーイ、Bonifaceの優しさと思いやりでした。

ここ数年、毎年2回くらいルワンダを訪問していますが、そのたびに定宿にしているゲストハウスがあります。3年ほど前、Booking.comで偶然見つけたのですが、場所と値段が気に入って以来、ずっと定宿にしています。去年8月の和太鼓破魔のルワンダ公演では、メンバー5人の宿舎にもなりました。今回は、ルワンダ研修参加者の方も宿泊中で、女性3人でしばらくお世話になりました。

このゲストハウスの客は、普段は1、2泊して次の目的地に移動することが多いようで、私たちのように複数のゲストがまとまった日数を滞在する例はあまり多くないようです。Boniface一人だと静かなゲストハウスも、いつもどこかで人の気配がし、話し声や笑い声が聞こえます。庭には多くの洗濯物も干してある。Bonifaceは朝食の準備、部屋の掃除、シーツやタオルの交換など、いつもより何倍も忙しくなります。それでも、どこかうれしそうなBoniface。水を買ってきてくれと言うと、蛇口のついた大きなタンク入りの水を買って担いできます。蚊がいると言うと、蚊取り器を出してくれます。こうした会話はすべて携帯の翻訳アプリで行うのですが、初めて滞在した時に比べると、Bonifaceの英語も少しだけ上達しているように感じます。

ある朝、ゲストハウスで仕事をしていると、Bonifaceが和太鼓破魔のうちわを持ってやってきました。前回の滞在記念にプレゼントしたものです。そして、「メンバーの名前を教えてほしい」と言うのです。「?」と思いながらも、ローマ字で5人の名前を書いて渡しました。

数日後、Bonifaceが挽きたての良いコーヒーの香りのする袋を持ってきて、破魔のメンバーに渡してほしいと言うのです。袋には和太鼓破魔のメンバー一人ひとりの名前が書いてあり、裏には “Boniface Coffee Medium Dark” とあります。そして、滞在していた私たち3人にもBoniface Coffeeをプレゼントしてくれました。あとで知ったのですが、これは自分でコーヒー豆を仕入れ、近所にできた焙煎所で特別に焙煎してもらったものだということでした。

今、世界的にコーヒー豆の値上がりが続いています。ルワンダでも例外ではなく、キガリのスーパーマーケットでは250g入りのコーヒーが5,000フラン前後します。それを、ゲストハウスに泊まって親しくなった日本人の友人にプレゼントしてくれるなんて……。日本人の友人を忘れずに覚えていてくれるんだ……。思わず胸が熱くなりました。もちろん、同宿の日本人も大感激です。

帰国後の私の第1ミッションは、預かったコーヒーを和太鼓破魔のメンバーに無事に届けること。3月29日、さくらまつりで和太鼓を披露したメンバーに、Bonifaceの優しさと思いやりのこもったコーヒーを届けることができました。メンバーも感激し、「お礼の動画メッセージを送りたい」とのこと。早速その場で写真と動画を撮ってBonifaceに送ると、大喜びでした。

私は、去年8月に和太鼓破魔が公演した場所のうち3か所を再訪する機会があったのですが、どこでも「ワダイコハマ、今年も来るのか」と聞かれました。8月にルワンダでまいた草の根の文化交流、異文化理解の種は、芽を出し、根を張りつつあるといってよいでしょう。

お問い合わせContact us

当社へのお問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム