皆さま、毎日、楽しく脳喝!一直線してますか?
さて、9月23日からの学会で発表するため、中央アジアの国、カザフスタンのアスタナに来ています。日本もようやく涼しくなったと聞きましたが、ここ、アスタナの朝の気温は0度。東京の真冬並みの寒さです。泊っているアパートにはすでに暖房が入っています。
アスタナは一言でいうと、大平原の中に作られた未来の人工都市のような印象です。事実、1997年12月10日に、南部のアルマティからここアスタナに首都を移転したということです。今は人口も100万人を超える大都市に成長し、主要官庁その他の移転も終わり、政治の中心として機能しています。イスラム教の国ですが、スカーフをかぶった女性はほぼ皆無。そういえば、イスラム教の国でよく耳にしたアザーン(礼拝の呼びかけ)を聞いた記憶がありません。
カザフスタン人の容貌は、大きく、大相撲の朝青龍のような顔つきの人、スラブ系の顔つきの人に分けられます。朝青龍のような顔の人が多いので、親近感がわきました。
Wikipediaによると、2017年に「未来のエネルギー」をテーマにアスタナで国際博覧会(EXPO)が開かれた(まったく知らなかった)ということです。天然ガス、ウラン、クロムなどの資源に恵まれ、少なくとも、アスタナに住む人々は豊かに見えます。
世界授業研究学会(World Association of Lesson Studies: WALS)
WALSの学会場は、その国際博覧会EXPOの跡地に隣接した国際会議場でした。ホテル・ヒルトン、大規模ショッピングセンターが隣接し、ショッピングセンターには有名ブランドの店が並び、欧米先進国と変わりません。EXPO跡地のランドマークは、どこからでもすぐにわかるので、方向音痴の私も迷子にならずに済みました。
参加者670人、そのうち、海外からの参加者は150人を超える国際学会ということで、国を上げてバックアップしているように感じました。
私の発表は2日目の9月25日8:00から。プログラムでは部会の発表予定者は3人で、私は3番目の予定だったのですが、1人は発表キャンセル、もう1人は遅刻ということで、私がトップバッターとなりました。発表開始の5分前になっても、会場には司会と発表者のみ、という閑散とした状態。それでも、発表の最後には15人くらいまで増え、なんとか発表らしくなりました。そして、来年の開催は広島です!
大幅修正の論文を抱え、心の余裕も時間の余裕もなく、カザフスタン観光はできませんでしたが、それでも、来た甲斐はありました。そして、また、来年にはカザフスタンに戻ってくる予感…
NPO Learning as Development for All (LeaD)
2024年9月24日、LeaD: Learning as Development for All が正式にNPO法人として認可されました。僭越ながら、最年長の私が、当分の間理事長を務めます。
地球上のどこに生まれようとも、誰もが持てる可能性を最大限に発揮できる社会。その実現に少しでも貢献したい。その思いを共有する仲間と立ち上げました。皆で力を合わせて地道に活動していきたいと思います。
LeaDのロゴもできました。ロゴをデザインしてくれたのはルワンダの友人の息子さん。14歳の彼は、フォトショップもイラストレーターも使いこなすというデジタル世代の若者です。